より安く、より良い建築物を提供する~横河システム建築~ | 工場建設パーフェクトガイド
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より安く、より良い建築物を提供する~横河システム建築~
公開日:2023.06.16 更新日:2023.06.16
工場やスタジアムなどの広い空間を覆う建設では、特殊な技術が必要です。また、上屋や扉の移動、開閉式の屋根の設置などでは、性能だけでなくコストも重要な要素です。横河システム建築は、より安くて優れた建築物を提供することを目指しており、そのシステム建築事業と開閉屋根、タイタンドアなどについてご紹介します。
目次
yess建築事業
建物を構成する鉄骨や屋根、外壁、建具などを標準化することで、品質を維持しながら工期の短縮とコストの削減を実現する「システム建築」は、工場や倉庫、物流施設などに適した建築工法です。この工法により、柱のない広い空間が必要な建物の建築が、大手ゼネコンに頼らずに可能になりました。
横河システム建築の「yess(イエス)建築事業」では、最大で60mの柱のない空間を設計することができ、中間柱を入れることで最大120mの大空間を実現することもできます。建物の形状と寸法を独自に開発した生産システムに入力すれば、作図から生産データを作成することができますので、1mm単位の個別の対応が可能です。
また、断熱性能に優れたALC(軽量気泡コンクリート)を使用し、低コストを実現した屋根パネルとグラスウールマットを採用しています。さらに、屋根がフレームと一体化した構造になっているため、断熱性を確保しながらも現場での接合数を減らし、工期の短縮とコストの縮小を実現しています。
屋根材はもちろん、ガルバニウムの外壁も、環境や用途、希望するデザインに応じて選択することができます。耐久性や防火性能を確保しながら、理想的な外観を実現することが可能です。
特殊建築事業
横河システム建築の特殊建築事業では、スタジアム施設で使用される開閉屋根や大きな壁面開口部を確保できるタイタンドアなどの特殊建築に対応しています。
開閉屋根の開閉パターンは、水平移動やはね上げ、折り畳みなど多彩です。屋根を駆動する方法も、剛性の高いレールの上を滑らせる自走式やラック・ピニオン式、ワイヤーやチェーンを使うトラクション式、ジャッキの力で羽のように持ち上げるジャッキ式があります。横河システム建築では、それぞれの開閉方式に最適な駆動方式を採用し、開閉の動きはスムーズであり、開閉時のランニングコストも抑えられます。
シャッターやハンガードアでは対応が困難になる高さ6m以上の大型搬入口などの開口部には、タイタンドアを使用します。タイタンドアは高さ6m~9.9m、幅6mまで対応可能であり、大きさや形状も自由に設定できます。さらに、高さ10m~16m、幅4m~24mの場合にはスーパータイタンドアが使用できます。さらに大きな開口部の場合でも、施工可能な場合もあります。ドアを走行させる建物の鉄骨や屋根、外壁、建具などを標準化することで、品質を維持しながら工期の短縮とコストの削減を実現する「システム建築」は、工場や倉庫、物流施設などに適した建築工法です。この工法により、柱のない広い空間が必要な建物の建築が、大手ゼネコンに頼らずに可能になりました。
横河システム建築の「yess(イエス)建築事業」では、最大で60mの柱のない空間を設計することができ、中間柱を入れることで最大120mの大空間を実現することも可能です。建物の形状と寸法を独自に開発した生産システムに入力すれば、作図から生産データを作成することができますので、1mm単位の個別の対応が可能です。
また、断熱性能に優れたALC(軽量気泡コンクリート)を使用し、低コストを実現した屋根パネルとグラスウールマットを採用しています。屋根がフレームと一体化した構造になっているため、断熱性を確保しながらも現場での接合数を減らし、工期の短縮とコストの削減を実現しています。
屋根材はもちろん、ガルバニウムの外壁も、環境や用途、希望するデザインに応じて選択することができます。耐久性や防火性能を確保しながらも、理想的な外観を実現することが可能です。レールは埋め込み方式を採用しており、トラックなどの重機が出入りする際の振動もなく、レール自体にも負担がかかりません。ドアの開閉速度は2m/分~12m/分と調整可能です。
その他にも、特殊建築事業として観客席を自動展張・収納する大型稼働スタンドの施工も行っています。最大19段の観客席を自動で展張・収納でき、スタジアムの使用目的に合わせて観客席をフィールド間際まで近づけることも可能です。
施工実績
横河システム建築は、スタジアムやスポーツ施設、産業施設など、多彩な分野で豊富な建築物の施工実績を持っています。
例えば、日産スタジアムでは、開閉屋根ではなく来賓席にのみ稼働庇が設置されていました。そこで、横河システム建築が可動庇の施工を行いました。約146mの全長で、可動部は約94mの水平移動式の稼働庇です。透明のポリカーボネートのパネルを使用しており、観戦を妨げることなくクリアな視界を確保しています。
また、小松ドームでは、石川県小松市において駆動機構の設計と施工を担当しています。開閉パターンは勾配移動方式で、ワイヤートランクション式で駆動されます。さらに、小中学校の屋内プールの開閉屋根の施工実績も豊富です。プール施設を覆うアーチ形の稼働屋根が設置され、水平移動方式による自走が行われます。
産業施設においては、株式会社ブイ・テクノロジー YRPイノベーションセンターのトマト栽培の工場農園に、チェーントラクション方式の水平移動開閉屋根を施工しました。この屋根はタイマーや遠隔操作によって開閉が可能であり、日照時間や温度管理に役立っています。また、塗装ブースや航空機格納庫など、開口部を大きくとる必要がある場合には、移動上屋やタイタンドアの設置も手掛けています。
横河システム建築のシステム建築事業では、独自に開発した生産システムを使用して、建物の形状や寸法を入力し、生産データを作成して建築を行います。このシステムにより、高品質な建築物を実現しながら工期の短縮とコストの削減を図ることができます。特に工場や倉庫、物流施設には最適です。
また、横河システム建築は特殊建築にも対応しており、スタジアム施設で使用される開閉屋根や、大きな壁面開口部を確保するためのタイタンドアなどの施工も行っています。これらの特殊建築においても、高い技術力と豊富な経験を持っています。