タカヤは建築からSDGsの達成を目指す!タカヤの事業内容と工業建設ブランドを紹介 | 工場建設パーフェクトガイド
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タカヤは建築からSDGsの達成を目指す!タカヤの事業内容と工業建設ブランドを紹介
公開日:2023.09.30 更新日:2023.09.30
SDGsとは、2016年から2030年の15年の間で達成すべき“世界共通の目標”として、2015年の9月に採択された社会、環境、経済の3分野とその枠組みを合わせた17つの目標を指します。広く認知されてきた言葉ですが、実際にSDGsに対して自分たちが出来る行動は何でしょうか?
株式会社タカヤは、建築分野における、特に建築物の省エネ化や高耐久の建築部材を使った廃棄物の削減などの取り組みを行っています。
創業100年を控えるタカヤは、多くの実績と培ってきた知識・経験でSDGsの目標達成を目指している企業です。
目次
2030年に創業100年を迎える株式会社タカヤ
株式会社タカヤは、昭和5年(1930年)4月に創業し、2030年に創業100周年を迎える老舗企業です。岩手県盛岡市に本社を置き、全国に支店・営業所が設置されています。
建築・環境建設事業で培った経験と技術をもとにし、住宅・不動産・リノベーションなどの幅広い事業を展開しています。
企業理念として、社員と顧客の幸せを追求し、持続的な社会と地球の未来に貢献することを掲げています。
2020年に、「タカヤSDGs宣言」に基づき、タカヤが展開する6つの事業を通して、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指しています。
株式会社タカヤの事業内容
株式会社タカヤは、長年培った経験と技術をもとに、建築業に関する幅広い事業を展開しており、主な事業を6つ紹介します。
建築事業
民間工事や官公庁工事など、大きさを問わない工事に対応可能です。
幅広い施工実績から得た経験と知識を活かし、企画、設計、施工、アフターメンテナンスまでトータルサポートしています。
2017年には工場建設のブランド「ファクトリア」がグッドデザイン賞を受賞しました。
導線計画や設備導入だけでなく、作業員のモチベーションアップにつながるデザインの提案も行います。
また、「タカヤSDGs宣言」の具体的な対策として、「ZEB」に着目し、積極的に取り組んでいます。
環境事業
公共事業を中心に、震災復興からインフラ整備まで、道路や走行断面などの工事に対応しています。構造物の超寿命化を図ることで、資源とエネルギーの削減を促進、環境への負荷低減を目指しています。
生産性向上のため、ICT/IoTといった最新技術も活用。
まちづくり事業
空き家、過疎化など、地域にとっては抱える課題は多くあります。これらの課題に対し、
空き地の活用、再開発や再生可能エネルギーの活用などを通じ、情勢に流されない、地域主体のまちづくりに取り組んでいます。
住宅事業
タカヤの提案する住宅は、「人」「家」「地球」が健康であり続けるために、Sustainable House(サスティナブルハウス:持続可能な住環境)を実現することです。
ー「人」にとって住みやすく、省エネ・耐震・高断熱に配慮
ー「家」が丈夫で居続けられるように、耐震の強化
ー「地球」が健康でいられるように、全棟で「BELS認証」を取得
リノベーション事業
リノベーションにより、空間の価値を最大化し、居住者の快適性を向上させます。
表面的には見えない部分の工事、間取りの変更やインフラの再整備を通じて、新しい居住者に安心して好きになっていただける物件を提供しています。
不動産事業
マンション、アパートの管理から賃貸、売買、宅地造成まで幅広く対応。
不動産関連のあらゆる要望に答える不動産利用を提案しています。
ZEBに着目したタカヤの建築事業
SDGsの達成を目標として、株式会社タカヤでは、「ZEB」に着目し、建設事業に取り組んでいます。
ZEBとは?
「ZEB」とは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略です。
通常、建物内では人が活動しているため、電気などのエネルギーが確実に消費されています。
ZEBは、これらのエネルギー消費を抑える「省エネ化」と、再生可能エネルギーなどの導入によりエネルギーを創出する「創エネ化」を行うことで、建物全体での総エネルギー排出量をゼロにすることを目指した建物です。
ZEBの認定基準は4つ存在しています。
一次エネルギー消費量の削減率によって基準が分かれていますが、株式会社タカヤでは、最高ランクの『ZEB』認定を取得しています。
『ZEB』ー削減率 100%以上
Nearly ZEB ー 削減率75%以上
ZEB Ready ー 削減率50%以上、75%未満
ZEB Oriented ー 削減率30%以上 (※延床面積10,000m2以上)
2030年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること)の実現のために、新築・既存建築のZEB化の取り組みが重要になっています。
建築の現場からSDGsの達成へタカヤの建築事業
タカヤでは、SDGsの達成へ向け、建築の現場から取り組みを行っています。
2021年9月、岩手県で初の『ZEB』認証(102%削減)貸事務所を設計・施工しました。
現在ではタカヤ盛岡みなみ支店としてZEBを利用し、利用者目線の知見を深めています。
そして、タカヤは「ZEBプランナー」として、脱炭素化社会の実現を目指すお客様へのプランニングや事務所・工場・ホテル・病院などのZEB化提案に積極的に取り組んでいきます。
タカヤの建築は、ZEB化だけではありません。
お客様のニーズにお応えできるよう、様々な取り組みをしています。
BIM(building information modeling)を導入
ー 3次元のモデルを用いて、設計段階から完成イメージを提供できます。
建築設計とインテリアコーディネーターが在籍
ー デザイン性の高い建物の提案も可能です。2017年には、工場建設ブランド「Factoria」がグッドデザイン賞を受賞しました。
IoT
ー 新築時のIoTシステムの導入にも対応。温度管理システムや監視カメラなど、ニーズに合わせた提案を行えます。
システム建築
ー国内実績№1の横河システム建築の「yess建築」に加盟しており、「短工期」・「低価格」・「高品質」・「大空間」の建築に対応可能です。
工場建設ブランドファクトリア
ファクトリアとは、タカヤが提案する工場建設ブランドです。
作業ができればよいと考えている箱のような工場ではなく、デザイン・機能・コストのバランスがとれた環境のご提案をしています。
作業員のモチベーションアップにも繋がる、従来とは少し異なる工場建設ブランドです。
ファクトリアの特徴
計画から完成、引き渡し後のアフターサービスも充実
設計段階から引き渡し後のアフターサービスまで、トータルでサポートいたします。
工場の設計だけでなく、申請書類作成のサポートや内装デザインの提案などもご提供します。
タカヤが長年築いてきた知識や技術をもとにしているため、様々なご提案が可能です。
また、窓口を一元管理しているため、コスト調整やメンテナンスも容易に行えます。
工場建設に特化
専門性の高いノウハウが必要な工場建設に特化しているため、実績のある施行者が経験を活かして設計可能です。
設計段階から施行を意識した設計が可能であるため、施行への移行もスムーズです。
モチベーションがあがるデザイン
従来の味気ない箱型のデザインでは、作業員のモチベーションに繋がりにくいです。
作業員にとって嬉しい工場のデザインは、人手不足による採用難な現状を改善できます。
多岐にわたるタカヤの施工事例を一部ご紹介
タカヤが担当した建築物は、宿泊施設、教育施設から寺社仏閣にいたるまで多岐にわたりますが、その一部をご紹介します。
有限会社橋市倉庫貸事務所
岩手県で初めて『ZEB』認証を取得した事務所。
タカヤの盛岡みなみ支店として利用しています。
屋根には太陽光パネルを設置して「創エネ」、外皮・設備機器などで「省エネ」性能を高めました。デザインだけでなく、社員が働きやすく環境にも配慮した建物です。
世紀東急工業株式会社 岩手営業所
美術館をイメージしたシンメトリーの美しいデザインとし、内装はコンクリートの素材感を生かす設計を行いました。
内装と設計を両方できるタカヤの強みがでている建物です。
災害時にも強い建物を目指し、様々な工夫を施しています。
株式会社久保製作所
精密部品加工の工場ですが、一般的な工場とは異なり、外観の曲面が特徴的なデザインとしました。来場者に向けた見学通路を設け、工場内部を2階から見渡すことが可能です。
また、工場内部の暑さ対策、事務エリアの振動対策なども施しています。
休憩室のデザインも工夫し、従業員が働きやすい空間を設計・デザインしました。
紹介した事例以外にも、タカヤでは、教育施設・宿泊施設・研究施設など様々な建物の建築を行っています。
株式会社タカヤは、SDGsの目標達成のため、建築分野からできることを行動し続けています。特に工場などの建物を建設する際の資材やランニング維持にかかるエネルギー消費の抑制で、環境への負荷を低減しています。
工場だけでなく、オフィス等の設計も実績があり、岩手県初のZEB認証の貸事務所を建築しています。
今後建築する建物の省エネ化は必須の要件です。工場建設の委託業者に悩んでいる人は、環境への意識が高く、多数の実績のある株式会社タカヤにご相談ください。